皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
ブログ執筆者としては初めまして、制作課の尾野です。


今回は、私の「インキを練っているところが見てみたい…」
という要望から、プレス・ポストプレスにて
『特色インキネリネリ講座』を開いていただきました!

 

ご教示くださるのはこの方、
前回のインタビュー記事でも登場してくださいました、椿主任です。

右隣は仲島係長

★ちなみに「インキ」とは、印刷に用いられる顔料、染料を含んだ液体のことを指します。
ボールペンなどの筆記具に用いられる場合は「インク」と呼ばれることが多く、こちらはみなさまも聞き馴染みがあるのではないでしょうか。

 

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さて、『特色インキネリネリ講座』ですが、
まず特色とは、プロセスカラー(CMYK)では再現できない色を表現するために調合された単色インキのことをいいます。

ではさっそく、特色を作るために必要なインキを出していきます。

…おお、思ったより固い…!?
さらさらとした液体…というより、溶けはじめのキャラメルのような
固さ、粘り気があるイメージです。


使用する色を必要量出したら、あらかじめ用意していた色見本を参考にしつつ、いよいよねりねり(調色)していきます。

今回は緑色をつくります

 

八の字を描くように混ぜるのがコツ!

固いので意外と力がいります。

ちなみに調合する各インキの割合は、きちんと量るときもありますが、
インキ量が多いときは量りを使えないため、その場合はオペレーターの感覚と経験で調合していくそうです。職人技!



混ぜ終わったら、色見本の色に合っているかを確認していきます。

色見本と比べると、一見濃緑の印象ですが……

 

コート紙にインキをつけ、

たたいて色を伸ばしていきます…

色を伸ばしていくこの作業をすることによって、
実際に印刷されたときに色味がどのように出るかを確認できます。
たたく力具合にもコツがあり、この作業もオペレーターの感覚と経験が大事になってくるそうです。

 

さて、どうでしょう…

……おおっ!
ちゃんと近い色になってる…!

インキのみを見ると濃緑の印象でしたが、実際はこれくらいの明るさの色で印刷されるんですね。
インキを一見しただけじゃ分からない……。改めて調色は職人技なのだと実感しました。

また、色見本と色が合っていなかった場合は、
CMYKや中間色のどの色が足りていないか、またどの色が多すぎるかを考え、
再びインキを足したりと微調整・確認を繰り返していきます


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以上、『特色インキネリネリ初級講座』いかがでしたでしょうか。


私自身、普段はあまりプレス・ポストプレスの現場を見る機会がなかったので、今回作業の様子を見ることができて新鮮で、勉強になりました。


自分たち制作課が編集したデータが、どのような工程を経て印刷されていくかを把握しておくことで、各部署との連携をよりスムーズに行えるよう今後に活かしていきたいと思います。

椿主任、ありがとうございました!